Webプロモーション視点のフリークエンシーと、アプリマーケティング視点のフリークエンシーの違いについて
フリークエンシーとは?
Webプロモーション視点のフリークエンシーと、アプリマーケティング視点のフリークエンシーの違いについて、解説します。
- フリークエンシー(FQ:Frequency)とは?
- 広告でのフリークエンシー(FQ:Frequency)とは
- アプリマーケティング上のフリークエンシー(FQ: Frequency)
- アプリの起動数の他にロイヤルユーザーを評価する指標は?
- <Webプロモーションについて学びたい>
フリークエンシー(FQ:Frequency)とは?
フリークエンシーを翻訳すると、
「頻度」または「しばし起こる事」と訳せます。
では、広告を出す時(Webプロモーション)上でしばし起こる事と、アプリ上でしばし起こる事ではどの様な違いがあるのでしょうか。
広告でのフリークエンシー(FQ:Frequency)とは
1人あたりの広告接触回数の事です。
広告指標上のフリークエンシーの計算式は、
表示回数(IMP:インプレッション)÷リーチ数(広告接触UU数)
で算出する事が出来ます。
広告をたくさんの人に対して、見せる事ができているか。
また、 広告を一部の人にだけ見せすぎていないかという事を見る事ができます。
どんなに良い広告でも、あまりに多く表示されると、 不快感を覚える場合も多いはずですし、1人の人に多く見せるよりも、 複数の人に見せられる方が獲得の効率も良いはずです。
フリークエンシーキャップとは?
一部の広告では、 フリークエンシーキャップという物を設定する事ができ、
1日で〇回、3日で〇回など、 1人あたりに見せる広告の回数を制限する事ができます。
ここでのリーチ数(広告接触UU数)は、ブラウザのCookie単位となります。
つまり、他の端末やブラウザを併用している場合には、フリークエンシーキャップ以上に広告が表示されている可能性が有ります。
また、広告配信媒体を超えて、フリークエンシーを設定する事は出来ませんので、
複数のネットワーク広告を重複して実施している場合などには、思ったよりも広告の接触回数が多くなっている場合が有ります。
複数の広告配信面を利用する場合などには、合計して、どれぐらいの表示がされているかという事についても注意しましょう。
広告フリークエンシーの適切な回数とは?
フリークエンシーについては少ない方が良い、多い方が良い、など適切な回数は決まっていません。
フリークエンシーの適切な回数は商材によって異なると思います。
配信後のフリークエンシーレポートを見ながら、徐々に設定し、適切な頻度を探っていきましょう。
アプリマーケティング上のフリークエンシー(FQ: Frequency)
広告ではフリークエンシーは広告接触回数として扱われますが、
アプリマーケティング上では、 フリークエンシーはアプリ起動数と表現される場合があります。
この名称については、利用するツールや企業毎に異なる場合が多く、
普通に「アプリ起動数」と言われたり、「アプリのセッション数」などの用語が使われている事も多いです。
アプリマーケティング上でのフリークエンシー(FQ: Frequency)は、
アプリをインストールしたユーザーが期間中どれだけアプリを起動したかを表します。
アプリの起動数が多い程、そのアプリのロイヤルユーザーであり、 アプリへの売上貢献が高い場合があります。
※ロイヤルユーザーとは、
顧客の中でも特に売り上げに対する貢献度が高い、高課金ユーザー層の事です。
アプリの継続を目的としたリテンション広告などでは、
アプリの起動(フリークエンシー)を1つの目標地点と設定する場合が有ります。
(その他に、課金ユーザー数や、課金額を指標にする事も有ります。)
アプリの起動数と課金ユーザーの相関などを取ると、
「〇日までに〇回アプリを起動したユーザーは課金転換しやすい。 」などの統計を取る事が出来るので、プッシュ通知などのアプリ内マーケティングや、 リテンション広告などの施策実施時にアプリのフリークエンシーを数値目標に設定する事ができます。
デジタルマーケティングでは、同じ用語でも違った表現で扱われる言葉が沢山あります。
また、業界や企業独自で構築された指標や表現である事も多く、気づかずに自分の中でだけの当たり前になっている事も多いです。
おかしいな?と思った時に、そのままにせず、調べたり、資料やツールを作成した本人に問う姿勢を大切にしましょう。
アプリの起動数の他にロイヤルユーザーを評価する指標は?
アプリ起動数の他に、ユーザーのアプリ継続日数の割合を可視化した、継続率という指標もあります。
継続率の詳細についてはこちらの記事をご確認ください。
<Webプロモーションについて学びたい>
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